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コミュニティ・ユース・バンクmomo の日々の活動報告です。
by momobk
【報告】6月7日(日)ソーシャルファイナンスことはじめ
こんにちは、新人レンジャーのやまちゃんです!

自分のお金の管理によって社会問題に貢献できるんだ!

このように社会問題を自分ごとと認識してもらうために、6月7日に、
JICA中部なごや地球ひろばで、「ソーシャルファイナンスことはじめ」が開催されました。
当日は約40名の人が参加してくださり、熱い議論が交わされました!!

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ソーシャルファイナンスとは、簡単に言えば、
お金の利益と社会貢献を求める組織による金融のことです。

この内容を理解してもらうために、当日は2部構成で講義が行われました。
1部は、MUFJリサーチ&コンサルティング㈱の水谷衣里さんに「資金の借り手」の視点から、
2部は、A SEED JAPAN理事の土谷和之さんに「資金の出し手」の視点から
講義をしてもらいました。


第一部:「資金の借り手」の視点から
おもに、水谷さんには、ソーシャルファイナンスの現状について説明をしていただきました。
資金の流れは事業を支える基盤であり、社会的な方向に変化させることが重要であること。
ソーシャルファイナンスは世界で広がっており、日本でも拡大しはじめていること。
などを教えてくださいました。

話の中で、ソーシャルファイナンスは、顔の見える身近な団体による信頼性 および、
世界規模の社会問題に貢献できる明確な使用用途 を実現する可能性があると感じました。

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講義の後には、参加者同士による話し合いの場が持たれました!個人的には少し難しい内容だったので、みなさんの反応が不安でした。しかし、参加者の中で、詳しくない人に対して知識を持っている人が説明している姿が多く見られ、情報の交換が多く行われていました。

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第2部:「資金の出し手」の視点から
土谷さんには、私たちとソーシャルファイナンスとの関わりについて説明していただきました。
預金者である我々のお金が、金融機関によって戦争兵器や環境貢献など様々に使用されている事実を教えてくださいました。

印象に残ったことは、「預金者の意思が変わることで、金融機関が変わり、社会が変わる」
ということでした。
自分ひとりの行動では、社会問題に対しての貢献の実感を得にくいものです。しかし、多くの人が、自分のお金を預けている金融機関の使用用途を意識することで、社会問題に貢献できる可能性があることは私にとって大きなインパクトでした。

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2部の講義の後にも、話し合いの場が持たれ、より活発な議論がなされていました。
「自分の預金をどのようにしたら、社会貢献にいかせるのか?」 
「地域で活動したいので、既存のソーシャルファイナンスの団体の仕組みを教えて欲しい」
といった、より具体的かつ主体的な質問が増えていました。

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最後に、「あなたにとって、ソーシャルファイナンスとは?」という問いを投げかけ、
自分の言葉で答えてくれた参加者のみなさん♪ナイスです!

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今回感じたことは、参加者が仲間と共に意見を交換し合うことで、より自分の意識を強く持っていたということでした。参加者のイキイキとした表情をみると、今回のような交流の場は必要なんだなと思いました。
まだまだ日本では、ソーシャルファイナンスの動きは始まったばかりです。しかし、今回の会場の刺激的な雰囲気から、このような活動が一歩となり、着実にこの動きは広がっていくと確信しました。これを読んでいる皆さんも、ぜひ次回の研究会に参加していただき、会場のアツイ雰囲気を実感していただきたいです。
by momobk | 2009-06-16 17:15 | レンジャー奮闘記
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